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4月17日、つくばエクスプレス秋葉原駅隣にAKIBA TOLIMが完成した。それと併せてその施設内にホテル「remm 秋葉原」もオープンした。
本来秋葉原駅の東側、特に昭和通りよりも東の地域はほかの東京の地区と同じようなオフィス街区であり、よく「アキハバラ」といわれる文化圏とは異なっている。さらにJR線のほか、地下鉄線やつくばエクスプレスなどの鉄道乗換駅であること、それを考えるとこのようなショッピング施設の需要は十分考えられる。
そしてこのようなターミナル駅でありながら駅周辺のホテル施設が少なかった。駅から離れる場所には多くのホテルがある秋葉原だが、今回ほとんど駅直結の場所にあるホテルは出張による宿泊はもちろん、秋葉原や近辺の観光などにも利用できる場所にある施設であろうと思える。今回はそんなホテル「remm 秋葉原」に宿泊した。


ホテルに入室してまず最初に思ったことは部屋の狭さであった。それもそのはず、14平方メートルというシングルではスタンダードの広さの中、大きめのベッドとマッサージチェアが鎮座している。そのため物書きをする机やいすはほとんど端に追いやられてしまったという感じは否めない。ホテルについて仕事をしようとすると若干窮屈に感じるかもしれない、この割り切り方がまさにコンセプト通りに寝ることを中心に考えたホテルだ。


さて自慢のベッドであるが、さすがに誇るだけあってよい作りとなっている。通常のベッドのようなスプリングを感じることがなく、シルクのような触感が体を包み込む。またさらさらとしたシーツも気持ちよい。さらにベッドに寝るとちょうど目にするのが32インチのテレビが。シングルのホテルから考えるに32インチの液晶テレビは贅沢だろう。ベッドに入りながらゆっくりと大画面のテレビを見る贅沢は何とも言えない。さらに自由に使えるマッサージチェアも魅力だ。日帰り入浴施設で300円ほど取られてしまい、電気量販店では周りの目を気にしながら試用するマッサージチェアがここでは誰にも気兼ねせずに使い放題だ。





必要最小限ではあるがデザインはシン
プルでスタイリッシュな備品
見つけにくい場所にある冷蔵庫。
庫内は最近のビジネスホテルでは当た
り前になっているが空である。
もう最近のホテルでは当たり前のインタ
ーネット対応。

シャンプー、リンス、ボディーソープは
ボトルに入ったものが備え付けられて
いる。
シャワールームは窓際にあるため明る
い。
レインシャワー。スツールに座って浴びると
適度なマッサージ効果となる。

洗面所周り。シンプルな作りが一体感を
演出する。
備え付けのテレビは日立の液晶薄型
テレビWoooの32インチ。
備え付けのマッサージチェアはすべての
部屋にある。


バスルームは窓側にあり、ガラスで仕切られている。このガラスの仕切りにより狭い部屋でも広く感じられる。目黒クラスカなど最近のデザインのよいホテルのシングルでよく使われている。窓は大きくとられており光がよく入ってくる。初めて部屋に入ったときでもホテル特有の暗さを感じない、実に明るいホテルだ。


このホテルの特徴であるレインシャワーは肩や腰などに浴びるようにすると軽いマッサージ効果があり、気持ちよいほかに窓から外の風景を見ることができるので視覚的にも癒され効果がある。しかし、いかに割り切ったとはいえバスタブがないのは残念である。やはり日本人はバスタブにゆっくりと使って疲れをとる習慣があるし、備え付けのボディーシャンプーもバスジェルとして使えるものなのにバスタブに使えない。特に冬場だとゆっくりと暖まりたい場合があるのにシャワーだけでは物足りないという部分もある。

とはいえ、通常のビジネスホテルだとリンスインシャンプーをディスペンサーにというのが通例だが、きちんとリンスにシャンプーが分けられているのがよい。さらにボディーソープは軽いココナッツの香りが気持ちよい。


今回はオープン記念ということもありシングルで1万円ちょうどであったが、通常レートは1万5千円。会員カードを作ることで会員価格の11500円となる。この値段であるならば場所の利から宿泊を検討してもよいが、通常レートの価格だと周りのホテルの価格から考えてやはり高めという感じは否めない。また眠りを演出するホテルというのならば、CDラジカセの常設やヒーリングCDの無料貸し出し、バスローブの設置など、もう少し踏み切ったサービスがほしいと感じる。

しかし、直下にショッピングモールがありいろいろ楽しめるのはいい。書店で書籍を選ぶのもよいし、地下一階でラジコンカート戯れるのもいい。ダイニングバーや廉価で酒を飲ませてくれるパブもある。コンビニがビル内にあるのもいいだろう。夜ホテルについてあまり外へ出て遊びたくない時や雨で外に出たくない場合など、コンパクトに遊べ、そして気持ちよくすぐに眠る施設としてremmとAKIBA TOLIMを考えると、とてもおもしろいのかもしれない。



AKIBA TORIM内にあるホテルだが、
ホテル専用の入り口がある。
一貫したモダンデザインで統一された
廊下。
小さいながらもロビーがあるのは落ち
着く。